第112回 薬剤師国家試験 対策
衛生
徹底攻略ガイド
第111回薬剤師国家試験の傾向とメディセレ自己採点システムの結果をもとに、今後の試験で高得点を狙うための戦略をまとめました
第111回薬剤師国家試験 衛生 平均点(自己採点システムより)
📋
必須問題
衛生(10問)
8.6点
★
📖
一般・理論
衛生(20問)
12.2点
★★
🏥
一般・実践
衛生のみ(10問)
7.1点
★
【難易度】
★ 易
★★ 普通
★★★ 難
📌 出題構成
必須問題は健康分野5問・環境分野5問、理論問題は健康分野9問・環境分野11問、実践問題は健康分野5問・環境分野5問の構成でした。
必須問題・理論問題ともに過去問をベースにした出題が多く、全体的に難易度は前回より易しい傾向でした。過去問の知識をしっかり定着させた受験生ほど高得点を取れた回といえます。
理論問題では表やグラフを使用した問題が前回より増加(問122・124・126・138)。問題文の図を正確に読み取り、考えて解答を導く力が問われました。また構造式での出題も例年より多く見られましたが、過去問で既出の内容でした(問129〜131)。
実践問題では計算問題が5題出題されました。既出内容の問題(硬度・過マンガン酸カリウム消費量・換気回数)は正答できるレベルでしたが、暑さ指数の計算(問244)は計算式を暗記していないと解答できない内容に変化。オッズ比の計算(問226)でも表から必要なデータを読み取る力が必要で、過去問から一歩踏み込んだ内容となっていました。
✏️ 実務でも衛生の知識が出題
実践問題の実務パートでも、感染症(問227)・特定保健用食品(問230)・解毒薬(問234)・学校環境衛生基準(問242)など衛生分野の内容が幅広く出題されました。
1
図・グラフ・構造式を読み取る問題が増加表やグラフから情報を読み取り考えて解答する問題、構造式から化合物を判別する問題が増加傾向。知識を暗記するだけでなく、図を正確に読み取る練習が必要。
2
計算問題は「式を覚えている」前提に変化これまでは計算式が問題文中に与えられていたが、暑さ指数(問244)では式の暗記が必要な出題に変化。既出の計算問題の式はすべて覚えておく必要がある。
3
実務問題でも衛生の知識が問われる感染症・食品・環境衛生など、実務パートにも衛生分野の内容が出題。衛生の知識を実際の薬剤師業務と結びつけて理解しておくことが重要。
①
過去問を徹底的に理解する全体的に過去問ベースの出題が多い。単に答えを覚えるのではなく、なぜその答えになるかを理解することで、言い回しが変わっても対応できる力がつく。
②
計算問題の式はすべて暗記する硬度・過マンガン酸カリウム消費量・換気回数・暑さ指数・オッズ比など、既出の計算問題の式を確実に覚えておく。式を与えられなくても解答できるレベルを目指す。
③
構造式は「特徴的な構造」で覚える構造式を丸ごと暗記するのではなく、化合物ごとの特徴的な部分構造をおさえる。過去に複数回出題されている化学物質は優先的に対策する。
④
科目横断の学習を意識するビタミン・栄養素は生物との関連が深く、構造・生体内での役割・過剰症/欠乏症・摂取基準など科目をまたいで出題される。つながりを意識した学習が得点アップに直結する。
⚠️ 計算問題は「式を覚えていれば必ず得点できる」
衛生の計算問題は難問ではなく、式さえ覚えていれば確実に得点できます。計算問題を苦手にしている受験生は、まず式の暗記から始めましょう。
衛生は範囲が広い一方、過去問ベースの出題が多いため、早めに着手して過去問を繰り返すことが得点への近道です。
〜10月末
健康分野・環境分野それぞれの基礎知識を参考書で整理する。ビタミン・栄養素は生物とのつながりも意識しながら学習する。一般的な文章での正誤問題の過去問を解くことで、アウトプットも並行して知識の定着を図る。
11月
過去問演習を本格化(直近5年分以上)。計算問題の式を一覧化して暗記を始める。構造式の特徴的な部分を整理する。
12月〜1月
図・グラフ・表の読み取り問題を重点的に練習する。計算問題は式なしで解けるまで繰り返す。衛生とセットで出題された実務の過去問を解き、実務とのつながりも意識した演習を取り入れる。
直前期
計算式・頻出構造式の最終確認。弱点分野の重点復習。受験した模擬試験を活用して新傾向や時事問題も再確認しておく。
# 過去問演習
# 計算式の暗記
# 構造式の特徴把握
# 図・グラフ読み取り
# 科目横断学習
🚀 今すぐやってみよう
① 過去問の計算問題をピックアップし、使われている計算式を一覧にまとめてみる
② 直近5年分の過去問から構造式の出題をリストアップし、特徴的な部分構造を整理する
③ 直近の過去問を1題解き、「なぜその答えか」を声に出して説明してみる
衛生は過去問対策を丁寧に積み上げれば確実に得点できる科目です。文章での正誤問題の演習はもちろんのこと、計算・構造・図読み取りの3点を意識して、第112回の得点源にしましょう!