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薬剤師国家試験【物理】徹底攻略ガイド

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第111回薬剤師国家試験の傾向と、メディセレ自己採点システムの結果をもとに、第112回で物理の得点を伸ばすための対策をまとめました。

物理は、過去問ベースで得点できる問題を確実に取ることが重要です。
一方で、理論問題や実践問題では、新傾向や長文計算問題への対応力も求められます。
この記事では、第111回の出題傾向をふまえて、今後の勉強方針を整理していきます。

この記事を読むための時間:5分


第111回薬剤師国家試験 物理の平均点

メディセレ自己採点システム(2026年3月25日時点)による平均点は以下の通りです。

必須問題(5問)一般:理論問題(9問)
※1問採点除外
一般:実践問題(4問)
※1問採点除外
3.8点2.8点1.3点

第111回、どんな問題が出たの?

必須問題

必須問題は、過去問類似問題が中心で、全体的に解きやすい内容でした。
問1「有機溶媒」、問2「イオン強度」、問3「アレニウスプロット」など、過去問ベースで対応しやすい問題が多く出題されています。

また、計算問題である問4「透過率」は、第109回・第110回に続いて3年連続の出題でした。
問5「真度・精度」は新傾向の形式でしたが、全体としては高得点を狙いやすい区分だったといえます。

一般:理論問題

理論問題は高難度でした。
ただし、昨年と比べると、問92「ルシャトリエの法則」、問93「0次反応〜2次反応」など、過去問レベルの問題も多く出題されています。また、問95「赤外吸収スペクトル測定法」のように古い過去問をベースとした出題もありました。

一方で、問91「ファンデルワールスの状態方程式」、問98「配位子」のように新傾向も出題されています。

このように、新傾向問題や、直近以外の古い過去問知識が必要な問題も含まれており、今後も理論問題の難易度の高さは継続すると考えられます。

一般:実践問題

例年出題される知識を使った計算問題(問196「pH計算」、問199「浸透圧」)が今回も出題されました。

ただし、これまで見られたような、計算に使う情報や公式を問題文が提示してくれる形式は減少しています。
つまり、今後は公式を覚えていることが前提になる可能性が高いということです。

なお、問203「内視鏡検査」は新傾向の問題でした。

出題の3つの特徴

1. 計算問題が全区分で毎年出題される

必須・理論・実践の全区分で、計算問題が出題されています。
特に必須問題では3年連続で計算問題が出題されており、実践問題でも公式の提示なしが定着しつつあります。計算力の強化と公式の暗記は、物理対策の必須項目です。

2. 古い過去問の知識も必要

直近の過去問だけでなく、97〜99回など、少し前の国試をベースにした問題も出題されています。
そのため、直近7年分だけでなく、104回以前の過去問にも対応できる準備が必要です。

3. 長文の計算問題への対応力が必要

理論問題では、長文の計算問題も出題されています。
そのため、単に計算ができるだけではなく、長い問題文から必要な情報を正確に読み取る力も求められます。

合格点を超えるための勉強戦略

① 直近7年分の正答率の高い過去問を確実に取り切る

まずは8月までに、直近7年分の過去問の中でも、正答率の高い問題を中心に演習しましょう。
過去問類似問題を確実に得点につなげることが、最初のステップです。

② 9月以降は104回以前の過去問にも範囲を広げる

97〜99回など、古い国試の類似問題も出題されています。
そのため、9月以降は104回以前の正答率の高い過去問演習も取り入れ、対応できる問題の幅を広げる必要があります。

③ 計算公式はすべて暗記し、繰り返し演習する

実践問題では、公式の提示がなくなりつつあります。
そのため、以下のような頻出分野の計算公式は暗記して使える状態にしておく必要があります。

  • pH計算
  • 反応速度
  • 浸透圧
  • 透過率

公式を見なくても解けるレベルまで、繰り返し練習しましょう。

④ 長文問題の文章読解力を鍛える

長文の計算問題に対応するためには、問題文から必要な情報を素早く正確に読み取る練習が必要です。
普段から「どの情報が計算に必要か」を意識して問題を読む習慣をつけましょう。

いつ・何を勉強する?

物理は、過去問の正答率が高い問題を中心に積み上げていく科目です。
まずは直近7年分を固め、その後に古い過去問へ広げていく流れで進めましょう。

〜8月末

  • 直近7年分の過去問の中でも、正答率の高い問題を中心に演習する
  • 計算公式を一覧化して暗記を始める
  • 頻出テーマ(熱力学・反応速度・酸塩基・分光分析法など)の基礎を参考書で整理する

9月〜10月

  • 104回以前の過去問の中でも、正答率の高い問題演習に範囲を広げる
  • 計算問題は、公式なしで解けるレベルまで繰り返し練習する
  • 長文問題への対応練習も取り入れる

11月〜1月

  • 他科目の勉強を優先しつつ、知識が抜けないように定期的に復習する
  • 模擬試験を活用して、初見問題への対応力を鍛える

直前期

  • 頻出計算公式の最終確認
  • 弱点の補強
  • 受験した模擬試験を見直し、新傾向も再確認しておく

今日からできる3つのアクション

  1. 頻出の計算問題(pH・反応速度など)をピックアップし、使う公式を一覧にまとめる
  2. 直近5年分の過去問を1年分解き、正答率の高い問題と低い問題を仕分けして学習優先順位をつける
  3. 長文の計算問題を1題選び、問題文から必要な情報を素早く読み取る練習をしてみる

まとめ

物理は、過去問類似の正答率の高い問題を確実に取ることが得点への近道です。
そのうえで、計算力・公式暗記・文章読解力を強化し、第112回薬剤師国家試験に備えましょう。

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