第112回 薬剤師国家試験 対策
物理
徹底攻略ガイド
第111回薬剤師国家試験の傾向とメディセレ自己採点システムの結果をもとに、今後の試験で高得点を狙うための戦略をまとめました
第111回薬剤師国家試験 物理 平均点(自己採点システムより)
📋
必須問題
物理(5問)
3.9点
★
📖
一般・理論
物理(10問)
3.7点
★★★
🏥
一般・実践
物理のみ(5問)
2.3点
★★
【難易度】
★ 易
★★ 普通
★★★ 難
必須問題は過去問類似問題(問1「有機溶媒」・問2「イオン強度」・問3「アレニウスプロット」)が中心で、全体的に解きやすい内容でした。計算問題(問4「透過率」)は109回・110回に次いで3年連続の出題。問5「真度・精度」は新傾向の出題形式でしたが、問題数の多くは過去問ベースだったため高得点が狙えた区分です。
理論問題は★★★(難)と高難度でしたが、昨年と比べると過去問レベルの問題(問92「ルシャトリエの法則」・問93「0次反応〜2次反応」など)が多く出題されました。一方、新傾向問題(問91「ファンデルワールスの状態方程式」・問98「配位子」)や直近以外の古い過去問知識が必要な問題(問95「赤外吸収スペクトル測定法」)も含まれました。今後も理論問題の難易度の高さは継続すると考えられます。
📌 実践問題の特徴
例年出題される知識を使った計算問題(問196「pH計算」・問199「浸透圧」)は今回も出題。ただし、計算に使う情報や公式を問題文が提示してくれる形式は見られなくなり、公式の暗記が前提となっています。問203「内視鏡検査」は新傾向でした。
1
計算問題が全区分で毎年出題される必須・理論・実践の全区分で計算問題が出題。必須では3年連続出題、実践では公式の提示なしが定着しつつある。計算力の強化と公式の暗記は必須の対策。
2
古い過去問の知識も必要直近の過去問だけでなく、97〜99回など少し前の国試をベースにした問題も出題。直近7年分を固めた上で、104回以前の過去問にも対応できる準備が必要。
3
長文の計算問題への対応力が必要理論問題では長文の計算問題も出題。計算力だけでなく、長い問題文から必要な情報を正確に読み取る文章読解力も求められる。
①
直近7年分の正答率の高い過去問を確実に取り切るまずは8月までに直近7年分の過去問の中でも正答率の高い問題を中心に演習する。過去問類似問題を確実に得点に繋げることが最初のステップ。
②
9月以降は104回以前の過去問にも範囲を広げる97〜99回など古い国試の類似問題も出題されるため、9月以降は104回以前の正答率の高い過去問演習も取り入れ、対応できる問題の幅を広げる。
③
計算公式はすべて暗記し、繰り返し演習する実践問題では公式の提示がなくなりつつある。pH計算・反応速度・浸透圧・透過率など頻出の計算公式は暗記し、公式なしで解けるレベルまで練習する。
④
長文問題の文章読解力を鍛える長文の計算問題への対応力が必要。問題文から必要な情報を素早く正確に読み取る練習を日頃から意識する。
⚠️ 公式は「与えられるもの」ではなくなっている
計算に使う公式を問題文が提示してくれる形式が減少しています。頻出の計算公式はすべて暗記し、公式なしで解ける状態を目指しましょう。
物理は過去問の正答率が高い問題を中心に積み上げていく科目です。直近7年分を固めてから古い過去問に広げるという順番で進めましょう。
〜8月末
直近7年分の過去問の中でも正答率の高い問題を中心に演習する。計算公式を一覧化して暗記を始める。頻出テーマ(熱力学・反応速度・酸塩基・分光分析法など)の基礎を参考書で整理する。
9月〜10月
104回以前の過去問の中でも正答率の高い問題演習に範囲を広げる。計算問題は公式なしで解けるレベルまで繰り返し練習する。長文問題への対応練習も取り入れる。
11月〜1月
他科目の勉強を優先しつつ、知識が抜けないように定期的に復習する。模擬試験を活用して初見問題への対応力を鍛える。
直前期
頻出計算公式の最終確認と弱点の潰し込み。受験した模擬試験を見直して新傾向も再確認しておく。
# 直近7年分の過去問
# 104回以前の過去問
# 計算公式の暗記
# 長文読解力
# 計算力の強化
🚀 今すぐやってみよう
① 頻出の計算問題(pH・反応速度など)をピックアップし、使う公式を一覧にまとめる
② 直近5年分の過去問を1年分解き、正答率の高い問題と低い問題を仕分けして学習優先順位をつける
③ 長文の計算問題を1題選び、問題文から必要な情報を素早く読み取る練習をしてみる
物理は「過去問類似の正答率の高い問題を確実に取る」ことが得点への近道です。計算力と文章読解力を鍛えながら、第112回に備えましょう!