薬剤師国家試験【病態・薬物治療】徹底攻略ガイド
第112回 薬剤師国家試験 対策
病態・薬物治療
病態・薬物治療
徹底攻略ガイド
第111回薬剤師国家試験の傾向とメディセレ自己採点システムの結果をもとに、今後の試験で高得点を狙うための戦略をまとめました
第111回薬剤師国家試験 病態・薬物治療 平均点(自己採点システムより)
📋
必須問題
病態・薬物治療(15問)
12.7点
★
📖
一般・理論
病態・薬物治療(15問)
10.0点
★★
🏥
一般・実践
病態・薬物治療のみ(10問)
7.1点
★★
【難易度】
★ 易
★★ 普通
★★★ 難
試験分析
第111回、どんな問題が出たの?
📌 重要8疾患が出題の核心
必須問題15問中10問、理論問題15問中9問、実践問題10セット中5セットが重要8疾患に関連。この分野の理解度が得点に直結しました。
必須問題は過去問で頻出の知識を活用して解ける問題が多く、難易度は昨年に比べて低下しました。一方、問58「僧帽弁閉鎖不全症」、問60「急性腎炎症候群」は初出題で、やや戸惑った受験生もいたと思われます。
理論問題は昨年とほぼ同等の難易度でしたが、初出題が複数出ました。問191の症例問題では、抗チログロブリン抗体から橋本病を想起しやすい構成でしたが、症状や所見を総合するとバセドウ病と判断できる内容で、単一のキーワードに頼らず総合的に判断する力が問われました。また薬理との連問は4題(前回は3題)と増加傾向にあります。
実践問題では初出題は少なかったものの、複数の疾患を併発した症例を扱う内容が昨年より増加。問298「過活動膀胱」の病態問題は初出題でした。
✏️ 今回の初出題テーマ
必須:問58「僧帽弁閉鎖不全症」、問60「急性腎炎症候群」
理論:問185「尿潜血を伴わないタンパク尿の疾患」、問187「アルコール依存症」、問189「シェーグレン症候群」、問192「TNM分類」
実践:問298「過活動膀胱の病態」
理論:問185「尿潜血を伴わないタンパク尿の疾患」、問187「アルコール依存症」、問189「シェーグレン症候群」、問192「TNM分類」
実践:問298「過活動膀胱の病態」
傾向と分析
出題の4つの特徴
1
重要8疾患が出題の軸がん・高血圧・糖尿病・心疾患・脳血管障害・精神神経疾患・免疫アレルギー疾患・感染症の8疾患が全区分を通じて出題の中心。この理解度が得点を左右する。
2
「禁忌薬」問題が3年連続出題「●●の患者に投与禁忌な薬物はどれか」という形式が3年連続で登場。疾患ごとに避けるべき薬剤を体系的に整理しておく必要がある。
3
複数疾患を併発した症例問題が増加単一疾患の問題より、複数の病態を抱える患者の症例問題が昨年より増加。知識を横断して考える力が求められる。
4
薬理との連問が増加(4題)前回の3題から4題に増加。病態・薬物治療の知識だけでなく、薬理の知識も連動して問われるため、科目横断の理解が不可欠。
112回対策
合格点を超える勉強戦略
①
重要8疾患を「病態→症状→検査→治療薬」でセットで整理する各疾患について病態・特徴的な検査所見・第一選択薬・禁忌薬をひとまとまりで理解する。疾患ストーリーとして理解することで、初見の症例問題にも対応できる。
②
禁忌・慎重投与リストを疾患別に整理する3年連続出題の禁忌薬問題は、今後も病態・薬物治療の範囲や実践問題で出題されるため、必ず対策する。腎機能・肝機能・心機能低下患者への禁忌薬など、患者背景別に一覧化しておくと効果的。
③
単一キーワードに頼らず、総合的に判断する練習を問191のように、一見わかりやすいキーワードが「ひっかけ」になる問題が増加。症状・検査所見を複数組み合わせて正確に判断する訓練を積む。
④
薬理と連動させた学習を意識する連問は第112回でも継続・増加が予想される。薬の作用機序と疾患への適用・禁忌理由をセットで理解しておくと、どちらの問題が来ても対応できる。
⚠️ 単一疾患の暗記だけでは通用しない!
複数疾患を抱える症例問題が増加傾向にあります。「この疾患にはこの薬」という一対一の暗記ではなく、患者の状態や背景全体を考えた複合的な思考を鍛えましょう。
学習スケジュール
いつ・何を勉強する?
病態・薬物治療は出題範囲が広く、臨床的な思考力まで問われるため、早めに着手して理解を積み上げていく必要があります。
〜9月末
重要8疾患について「病態→症状→検査所見→治療薬」の流れを参考書レベルで整理する。薬理との連動も意識しながら基礎固めを行う。過去問演習も並行して始めておく。
10〜11月
過去問演習を本格化。解けなかった問題だけでなく、解けた問題も「なぜ正解か」を言語化する習慣をつける。出題パターンを把握するため、最低でも直近5年分は解こう。
12月〜1月
複合症例問題への対応練習を重点的に行う。過去問の実践問題を解き、患者の検査値や症状、処方薬から必要な情報を読み取る練習を重ねる。また、重要8疾患の周辺知識を補完する。
直前期
頻出ポイントの最終確認。弱点疾患の重点復習。受験した模擬試験を見直して新傾向も再確認しておく。
# 重要8疾患
# 複合症例対策
# 解説の言語化
# 総合的判断力
まとめ
今日からできる3つのアクション
🚀 今すぐやってみよう
① 重要8疾患の1つを選び、「病態→検査所見→治療薬→禁忌薬」を紙に書いてまとめてみる
② 直近の過去問を1題解き、「なぜその選択肢が正解か」を声に出して説明してみる
③ 「腎機能低下患者に禁忌な薬」「肝機能低下患者に禁忌な薬」をリストアップしてみる
② 直近の過去問を1題解き、「なぜその選択肢が正解か」を声に出して説明してみる
③ 「腎機能低下患者に禁忌な薬」「肝機能低下患者に禁忌な薬」をリストアップしてみる
病態・薬物治療は「暗記科目」ではなく「思考科目」。重要8疾患を軸に、深く・広く・実務的な視点で学ぶことが、第112回での高得点につながります!
