薬剤師国家試験 直前1ヶ月、まだ伸びる!合格を掴むための5つの逆転戦略
はじめに
薬剤師国家試験まで残り1ヶ月。この時期になると、「本当に合格できるだろうか」という不安や焦りが生じてしまうかもしれません。これまで膨大な時間を勉強に費やしてきたからこそ、プレッシャーを感じるのは当然のことです。
しかし、この直前期の過ごし方こそが、合否を分ける重要な鍵となります。この記事では、予備校の知見に基づき、残された1ヶ月で最大の効果を発揮するための、具体的で実践的な5つの戦略をご紹介します。不安を力に変え、合格を確実なものにするための行動を始めましょう。
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1. 目的は「覚え直す」こと。新しい知識より反復が勝負を決める
直前期の勉強における最大の目的は、新しい知識を詰め込むことではありません。これまで学んできた膨大な知識を「覚え直す」ことです。
皆さんの頭の中には、すでに合格に必要な知識が蓄積されています。しかし、人間の脳は忘れるようにできています。大切なのは、試験当日にその知識を最大限引き出せる状態にしておくことです。
この時期は、新たな参考書に手を出すのではなく、今まで使ってきた教材や過去問を徹底的に反復することに集中してください。
どれだけ多く繰り返し見直しできるかが勝負
この言葉を心に刻みましょう。「まだ知らないことがある」と焦るのではなく、「忘れていることを思い出す」という意識に切り替えるだけで、学習効率は格段に上がります。また、試験当日はトイレの待ち時間など、意外な隙間時間が生まれます。その時にサッと確認できるような、簡単な見直し用のメモを準備しておくのも効果的な戦略です。
2. 脳のゴールデンタイムを狙え!朝の90分で本番モードを体に叩き込む
薬剤師国家試験は午前9時30分に始まります。人の脳が起床してから完全に働き出すまでには約3時間かかると言われています。
つまり、試験本番で最高のパフォーマンスを発揮するためには、朝6時頃に起きる生活リズムを体に叩き込む必要があります。
特に講義のない休日におすすめしたいのが、本番と同じ時間帯を使ったトレーニングです。
朝9時30分から11時までの90分間を使い、必須問題90問を解く習慣をつけましょう。
このルーティンの目的は2つあります。
1つは、科目やテーマが目まぐるしく変わる必須問題特有の思考の切り替えに脳を慣れさせること。
2つ目は、試験本番の時間割に心と体を最適化させることです。
これを繰り返すことで、当日も自然と脳が試験モードに入り、落ち着いて実力を発揮できるようになります。
3. 「頻出かつ低難易度」を攻める。捨てるべきでない得点源リスト
残り時間で最も効率的に得点を伸ばす戦略は、「出題頻度が高く、かつ難易度が比較的低い範囲」を徹底的に固めることです。
苦手科目に悩んでいる場合も、まずはこうした得点源から手をつけるのが逆転への近道です。
ここでは、特にコストパフォーマンスの高い範囲をいくつかご紹介します。
- 薬剤:
ミカエリス・メンテンの計算
ほとんど毎年出題されるにもかかわらず、解き方はワンパターンです。この計算問題を確実にマスターすれば、安定した得点源になります。絶対に落としてはならない問題です。 - 物理:
画像診断技術
実践問題での出題が多く、出題されることが分かっていながら難易度は低めに設定されています。確実に点を取りやすい範囲なので、必ず復習しておきましょう。 - 実務:
アンチ・ドーピング
こちらも毎年出題されるテーマであり、多くの受験生の正答率が高い傾向にあります。つまり、ここで失点すると差をつけられてしまいます。過去問演習で完璧にしておきましょう。 - 法規:
薬剤師法・医療法
必ず出題される上に、他の法律に比べて難易度が低めの問題が多いのが特徴です。基本的な条文や目的をしっかり押さえるだけで、得点に繋がります。
これらの範囲は、試験前日の最終確認リストとしても最適です。
4. 睡眠前の「暗記タイム」を制する者が、記憶を制する
脳は、睡眠中にその日得た情報を整理し、記憶として定着させます。
このメカニズムを最大限に活用するため、就寝前の数時間は暗記科目に集中することをおすすめします。
特に効果的なのは、以下の科目です。
衛生薬理治療・実務
これらの科目は知識のインプットが中心となるため、寝る直前に覚え直すことで、記憶の定着率が飛躍的に向上します。睡眠時間については、最低5時間の確保を推奨しますが、これはあくまで目安です。日中の集中力が維持できる自分に合った睡眠時間を確保し生活リズムを崩さないことが最も重要です。
5. その不安は、頑張ってきた証拠。心を整える3つの即効テクニック
勉強を進めるほどに自分の知識の抜けが見つかり、不安になるのは当然のことです。しかし、その感情は、あなたがこれまで真剣に努力してきたからこそ生まれるものです。
直前期に不安な気持ちになるのはこれは頑張ってきた証拠なんです。
不安は弱さの表れではありません。むしろ、合格へ向かうエネルギーの源です。プレッシャーを感じた時に心を落ち着け、再び集中力を取り戻すための3つの簡単なテクニックをご紹介します。
- できたことを振り返る
「これだけ解けるようになった」「この知識は確実に身についた」と、これまで積み上げてきた確かな成果に目を向けましょう。これにより、自信が生まれ、前に進む力が湧いてきます。 - 鏡に向かって「大丈夫」と唱える
単純なことですが、自分自身に肯定的な言葉をかける行為は、自己肯定感を高める上で非常に有効です。1日1回、鏡の前の自分に「大丈夫」と声をかけてあげてください。 - 30秒~1分間の瞑想をする
プレッシャーを感じた時、静かに目を閉じてみましょう。目から入ってくる膨大な情報が遮断されるだけで、脳はリセットされます。深く呼吸をしながら30秒から1分間、頭を空っぽにする時間を作りましょう。
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まとめ
直前期は、まさに自分との戦いです。勉強を進めるほどに生まれる不安は、自分の弱点を発見できた絶好のチャンスと捉えましょう。
「今気づけて良かった」とプラスに考え、一つひとつ丁寧に知識の穴を埋めていきましょう。
目指すのはただ一つ、「国試当日に一番知識が詰まった状態」を作り上げることです。
残された一日一日を後悔のないように過ごし、自信を持って本番に臨んでください。
心から応援しています。
