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薬剤師国家試験【法規・制度・倫理】徹底攻略ガイド

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第111回薬剤師国家試験の傾向とメディセレ自己採点システムの結果をもとに、今後の試験で高得点を狙うための戦略をまとめました。

法規・制度・倫理は、過去問の知識を土台にしながら、言い回しの変化や実務への応用に対応する力が求められる科目です。
近年は、単なる条文暗記ではなく、内容の本質的な理解があるかどうかで差がつきやすくなっています。
この記事では、第111回の出題傾向をふまえて、第112回に向けた勉強方針を整理していきます。

この記事を読むための時間:5分


第111回薬剤師国家試験 法規・制度・倫理の平均点

メディセレ自己採点システム(2026年3月25日時点)による平均点は以下の通りです。

必須問題(10問)一般:理論問題(10問)一般:実践問題(10問)
8.8点6.4点7.4点

第111回、どんな問題が出たの?

必須問題

必須問題は、過去問の知識で解けるが、言い回しを変えて見慣れない印象を与える問題が多い回でした。
焦らず落ち着いて読めた受験生ほど、高得点を取りやすかったといえます。

過去問から得た知識があれば正答できるレベルの問題が多く、比較的高得点が狙える内容でした。

今回の初出題テーマ

  • 問72「薬剤師綱領」
  • 問78「市場実勢価格」

これらは過去に出題実績のない新テーマでした。
ただし、過去問の周辺知識から派生させた学習をしていれば対応できる内容であり、今後も同様の派生出題が予想されます。

一般:理論問題

理論問題では、選択肢5つのうち1〜2つが未出題内容というパターンが増えていました。
そのため、「なんとなく覚えている」レベルでは得点が伸びにくい構成になっています。

また、直近5年分よりも古い国試をベースにした出題も見られました。

一般:実践問題

実践問題では、次のように、法律の知識と薬剤師の業務を絡めた問題が増えていました。

  • 問309:薬剤師の服薬フォローアップ
  • 問313:第2類医薬品の販売
  • 問325:患者への保険調剤の説明

このように、条文の丸暗記では対応できず、実務の場面に落とし込んで考える力が問われています。

出題の3つの特徴

1. 言い回しを変えた「変化球」問題が増加

知識そのものは過去問と同じでも、文章の組み立てや問い方が変わっている問題が増えています。
そのため、覚えた文章をそのまま当てはめるのではなく、内容の本質を理解していることが大切です。

2. 直近5年以前の古い問題が復活

90回台の過去問をベースにした出題が見られました。
そのため、「直近5年分だけで十分」と考えるのは危険であり、より広い年代の過去問対策が必要です。

3. 法律の知識と実務の応用が問われる

条文の暗記にとどまらず、それを実際の薬剤師業務にどう当てはめるかを考える力が求められています。
特に実践問題で、この傾向が目立ちました。

合格点を超える勉強戦略

① 過去問は「暗記」ではなく「理解」する

過去問は、答えを覚えるものではなく、なぜ正しいのか、なぜ誤りなのかを説明できるレベルまで理解するものです。
言い回しが変わっても対応できるよう、本質的な理解を目指しましょう。

② 過去問の「一歩周辺」まで学習範囲を広げる

出題された内容だけでなく、

  • 関連条文
  • 制度の背景
  • 専門用語の意味

など、周辺知識まで押さえることが重要です。
この積み重ねが、初出題テーマへの対応力につながります。

③ 古い過去問まで範囲を広げる

可能であれば、90回台までさかのぼって演習しておくと安心です。
古い問題の復活傾向に備えるうえで、有効な対策になります。

④ 実務とのつながりを意識して学ぶ

「この条文は、実際の薬剤師業務でどう使われるのか」を考える習慣をつけることが大切です。
実務とのつながりを意識することで、実践問題での得点力が上がります。

注意したいポイント

過去問だけに頼りすぎないことが重要です。

過去問をこなすだけで満足せず、
周辺知識の習得と内容の深い理解を並行して進めることが、高得点への鍵になります。

いつ・何を勉強する?

法規・制度・倫理は、他科目と比べて着手が遅れやすい分野です。
しかし、第111回レベルに対応するには、早めのスタートと計画的な学習が欠かせません。

〜10月末

  • 過去問(直近5年分+可能なら90回台まで)を一通り解く
  • 正誤の根拠を理解する
  • 条文の内容を自分の言葉で説明できるレベルを目標にする

11月

  • 過去問の内容を完全に定着させる
  • 弱点分野を洗い出して重点復習する
  • この時点で、過去問はほぼ修得済みを目標にする

12月〜1月

  • 過去問の周辺知識の習得に集中する
  • 関連条文、制度の背景、専門用語などを体系的に整理する
  • 実務とのつながりを意識した演習も取り入れる

直前期

  • 重要事項の最終確認
  • 弱点の解消
  • 受験した模擬試験を見直し、新傾向も再確認しておく

今日からできる3つのアクション

  1. 直近5年分の過去問を解き、「なぜその答えか」を声に出して説明してみる
  2. 解いた問題から1問選び、参考書で関連条文や周辺知識を整理してみる
  3. 11月中に過去問を仕上げる学習スケジュールを今日中に立てる

まとめ

法規・制度・倫理は、暗記科目ではなく理解科目です。
過去問を土台にしながら、周辺知識と実務への応用まで広げて学ぶことが、第112回薬剤師国家試験での得点アップにつながります。

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