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薬剤師国家試験

マークミスは対策すれば防げる!国家試験本番でミスしないための準備と工夫

#勉強法#成績向上#薬剤師国家試験

マークシート用紙

薬剤師国家試験はマークシート形式で行われます。しかし、実力があってもマークシートの記入ミスにより点数を落としてしまうことがあります。当日は細心の注意を払い、ミスを防ぐことが大切です。本記事では、よくあるマークシートミスやミスを防ぐための工夫について紹介します。事前に対策することで、本来の実力を発揮できるでしょう。

この記事を読むための時間:3分

薬剤師国家試験の概要

薬剤師国家試験の概要は以下のとおりです。

日程

年1回 2月中旬から下旬の2日間

試験科目・出題数

「物理・化学・生物」「衛生」「薬理」「薬剤」「病態・薬物治療」「法規・制度・倫理」「実務」の7科目。

345問(必須問題90問・一般問題255問)

受験手続

必要書類を準備し、直接持参もしくは郵送で申し込む。

主な提出書類:「受験願書」「写真」「返信用封筒(受験票送付用)」「卒業証明書又は卒業見込証明書」

合格基準と難易度

近年の合格率:70%前後

合格基準:690点満点(1問2点)とし、以下のすべてを満たした者

・全問題の得点が426点以上

・禁忌肢問題選択数は2問以下

・必須問題について、全問題への配点の70%以上で、かつ、構成する各科目の得点がそれぞれ配点の30%以上

 参照:第110回薬剤師国家試験の合格基準|厚生労働省

よくあるマークシートのミス

よくあるマークシートのミスは次の4つです。事前に間違いやすい傾向を知ることで、試験当日に落ち着いて対策できるでしょう。

  • マークのずれ
  • マークする数
  • 消し残り
  • 記入する際の濃さとはみ出し

マークのずれ

マークシートのミスで1番多いのが、問題番号と解答欄のずれです。1問分間違えただけで、その後全ての解答がずれてしまうおそれがあるため注意が必要です。

マークする数

薬剤師国家試験は、問題によって、1つ選べ・2つ選べが異なります。問題文中に示された解答数を入念に確認し、気を付けて解答しましょう。

消し残り

マークの消し残りがあると、ダブルマークと見なされて誤答扱いとなることがあります。間違えたマークを消す際は、跡が残らないようにきれいに消しましょう。

記入する際の濃さとはみ出し

マークが薄かったり、枠からはみ出したりしていると、正しく読み取られないことがあります。問題冊子の表面の注意事項には、正しいマークの仕方が示されています。濃く、はみ出さないように塗りつぶしましょう。

マークミスを防ぐための工夫

マークミスを防ぐためには、以下の5つに気を付けてください。

  • 問題番号と解答欄を確認する
  • 問題用紙に目印を付ける
  • 試験用の鉛筆と消しゴムを用意する
  • 事前にマーク練習をしておく
  • 必ず見直しをする

問題番号と解答欄を確認する

解答するときには、必ず問題番号と解答欄が一致しているかを確認しましょう。とくに、科目やマークシートの段が切り替わるタイミングでは、一度確認しておくと安心です。

問題用紙に目印を付ける

問題を読みながら、問題用紙の1つ選べ・2つ選べの「1つ」「2つ」に丸印をつけるなど、解答数に目印をつけるとミスを防げます。国家試験当日だけでなく、模擬試験のときから、この印をつける習慣を身につけておくと安心です。ただし、目印を付けるのは必ず問題用紙にし、マークシートには不要なものを書かないようにしましょう。

試験用の鉛筆と消しゴムを用意する

薬剤師国家試験の受験者留意事項には、持参品として「HBの鉛筆またはシャープペンシル」「消しゴム(砂消しゴムは不可)」と示されています。家で過去問題などに取り組む際も、試験用の鉛筆と消しゴムに慣れておくと安心です。

参照:第110回薬剤師国家試験 受験者留意事項|厚生労働省

事前にマーク練習をしておく

模擬試験やマークシートを用いたテストを活用して、マークすることに慣れておきましょう。自分自身がミスをしにくいマークの仕方を模索し、そのやり方に慣れておくと、本番で慌てずに済みます。

必ず見直しをする

国家試験本番では、試験時間の数分を見直しにあてて誤りがないか確認しましょう。マークのずれや記入漏れを見つけるだけでも、得点アップにつながります。しかし「本番だけ見直しすればよい」という考えはやめましょう。本番は普段より緊張するため、落ち着いて確認できない可能性があります。そのためにも、模擬試験のときから、見直し時間を確保し、ミスを見つける練習をしておいてください。そうすると、本番でも落ち着いて見直しができるようになります。

事前にマークシート対策をしましょう

薬剤師国家試験で1点でも多く正解するには、事前のマークシート対策が欠かせません。せっかくの努力を無駄にしないためにも、マークシートミスの傾向を把握し、ミスを防ぐための対策をしましょう。

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