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【速報】第115回(2029年)から薬剤師国家試験が激変!「5科目制」導入と「足切り」の注意点を徹底解説

#薬剤師国家試験

厚生労働省の検討部会より、薬剤師国家試験の大幅な見直し案が発表されました。 これは、新しい「薬学教育モデル・コア・カリキュラム」に対応するための改革で、令和6年度(2024年度)の入学生が受験する「第115回国家試験」から適用される予定です。

「科目が減るって本当?」「CBTで免除になるの?」といった疑問に対し、公開された資料をもとに、受験生が絶対に知っておくべき変更点をわかりやすく解説します。

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変更のポイントは4つ

今回の改訂における最大のポイントは以下の4点です。

1. 試験科目が「7科目」から「5科目」へ再編される

2. 「複合問題」の制限がなくなり、より実践的な出題へ

3. 問題数が「10問」減り、335問になる

4. 「医療薬学」の足切り基準に要注意

それぞれ詳しく見ていきましょう。

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1. 試験科目が「7科目」から「5科目」へ

これまで「物理・化学・生物」「衛生」「薬理」「薬剤」「病態・薬物治療」「法規」「実務」の7科目で実施されてきましたが、新しい教育カリキュラムに合わせて5科目に統合されます。

新しい試験科目旧科目のイメージと対応領域
1. 社会と薬学法規・制度・倫理 など
2. 基礎薬学物理・化学・生物
3. 医療薬学薬理・薬剤・病態・薬物治療 を統合
4. 衛生薬学衛生
5. 臨床薬学実務

ここに注意!
「科目が減って楽になる」わけではありません。「医療薬学」という巨大な科目が誕生し、これまで別々だった「薬理」「薬剤」「病態」を統合的に理解しているかが問われることになります。

2. 「複合問題」の壁が消滅!あらゆる科目がリンクする

これまで「複合問題(実践問題)」は、試験時間割の都合などで組み合わせられる科目に制限がありました。しかし、今回の改訂で「科目の組み合わせ制限」が撤廃されます。

これにより、例えば:

「基礎薬学(化学)」×「臨床薬学(実務)」

「社会と薬学(法規)」×「医療薬学(病態)」

といった、より自由で臨床現場に近い組み合わせの出題が可能になります。 従来の「連問」と「複合問題」は区別がなくなり、すべて「一般問題(薬学実践問題)」として統合されます。また、必須問題と一般問題(理論)は「単問」のみとなる予定です。

3. 問題数は「335問」へ(10問減少)

思考力を問う重たい問題が増えることを考慮し、解答時間を確保するために、総出題数が現行の345問から335問へ削減されます。

【新しい出題数(案)】

必須問題: 90問

一般問題(理論): 125問

一般問題(実践): 120問(※ここが10問減る)

    ◦ 合計:335問

4. 合格基準の変更点:「医療薬学」は実質3科目扱い?

ここが受験生にとって最も重要な戦略ポイントです。 合格基準の「必須問題は各科目30%以上得点すること」という足切りルールは継続されますが、巨大な科目となる「医療薬学」には特例的なルールが適用される見込みです。

【医療薬学の足切りルール】 「医療薬学」の中で、従来の「薬理」「薬剤」「病態・薬物治療」に相当する分類ごとに、それぞれ30%以上の得点が必要です。

つまり、医療薬学全体の点数が足りていても足切りになるリスクがあります。統合されても、各分野をまんべんなく勉強する必要があります。

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気になる疑問Q&A

Q. CBTで「基礎薬学」は免除になりますか?

A. なりません。
議論はされましたが、CBT(実習前の確認試験)と国家試験では求められる能力が異なるため、「現時点では代用は難しい」と結論づけられました。これまで通り、国家試験で物理・化学・生物を解く必要があります。

Q. 過去問は使えなくなりますか?

A. 使えます
良質な「既出問題(過去問)」は、全体の20%程度を目安に積極的に活用する方針が示されています。ただし、単なる暗記で解けないよう工夫して再利用されるため、周辺知識を含めた理解が重要です。

Q. いつから変わりますか?

A. 第115回薬剤師国家試験(令和11年/2029年実施)からです
令和6年度(2024年4月)に入学した学生がストレートで卒業する年の国家試験から適用されます。

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まとめ:これからの薬学生に求められること

今回の変更から読み取れるメッセージは明確です。 「縦割り(科目ごと)の暗記ではなく、横のつながり(統合的な理解)を持て」ということです。

基礎薬学をおろそかにしない 基礎知識が臨床現場でどう活きるかを常に意識する。

医療薬学のつながりを意識する 「薬の作用(薬理)」、「体内での動き(薬剤)」、「病気の仕組み(病態)」をセットで学習する。

第115回以降を受験する皆さんは、低学年のうちから「科目をつなげて考える癖」をつけておくことが、最強の国家試験対策になりそうです。

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(参考資料:厚生労働省 医道審議会 薬剤師国家試験制度改善検討部会 資料より)

https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_67981.html

この記事の著者

児島惠美子

株式会社Medisere・MediCaree・メディセレ薬局創業者・代表取締役社長
NPO法人医療心理学協会理事長
一般社団法人患者塾協会理事長
神戸薬科大学卒業
武庫川女子大学大学院薬学修士号取得
名古屋商科大学大学院経営学修士号(MBA)取得
ワシントン州立大学薬学部研修修了(2008年)
認定薬剤師
内閣府認証心理カウンセラー
認定スポーツファーマシスト
経営メッセージ
「自身も薬剤師国家試験に一度失敗した経験から、同じ思いをする人を減らし、薬学部の勉強を面白いと思えるような教育を提供したい。国家試験に落ちた時の居場所を創りたいとの思いでメディセレを創設しました。絶対的プラス思考で、どんな困難もプラスに捉え、社会で活躍する薬剤師育成を支援してきたいと思っています。」

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