【国試対策】睡眠とカフェインを制して合格へ!今日からできるパフォーマンス最大化術
こんにちは。メディセレ代表の児島惠美子です。
国家試験を目前に控え、プレッシャーや焦りから「なかなか寝付けない」「しっかり休めていない」と感じている方はいませんか?
皆さんが質の高い学習を継続し、万全の体調で本番に臨むためのヒントをお届けしたいと考え、私自身がオルソスリープアカデミーの矢野先生による「睡眠健康プログラム」を受講しました。
多くのアスリートや著名人も実践しているというこのプログラムから、今回は特に国家試験を控えた皆さんに役立つ「睡眠の質を高める方法」と「集中力を維持するカフェイン術」についてご紹介します。
なぜ「ただ寝る」だけではダメなのか?良質な睡眠がもたらす3つの効果
「寝る子は育つ」ということわざは、睡眠中に成長ホルモンが分泌されることから来ています。しかし、睡眠の効果はそれだけではありません。
特に受験生にとって重要な3つの働きをご紹介します。
- 嫌な記憶の消去 皆さんも、嫌なことがあった日に「もう寝て忘れよう!」と思った経験はありませんか?実はこれには科学的な根拠があり、深い睡眠の段階で脳は嫌な記憶を整理・消去する働きをしています。メンタルが不安定になると、この深い睡眠が取りにくくなることがあり、負のスパイラルに陥ってしまいます。質の良い睡眠は、心の健康を保つ上でも不可欠なのです。
- 記憶の整理と定着 私は日頃から、生徒の皆さんに「徹夜はダメ。しっかり寝て!」と伝えています。なぜなら、睡眠中(特にレム睡眠時)に、脳は日中に学習した情報を整理し、記憶として定着させるからです。一夜漬けの知識がすぐに抜けてしまうのは、このプロセスが不足しているためです。睡眠時間を確保することは、学習効率を最大限に高めるための「戦略」と言えるでしょう。
- 休日の効果的な休息法 休日に昼まで寝てしまう「寝だめ」。気持ちはよく分かりますが、体内リズムを崩す原因となり、かえって心身の不調を招くことがあります。 そこでおすすめしたいのが、**「一度いつも通りに起きて、二度寝する」**という方法です。体内時計を大きく乱すことなく、睡眠時間を補うことができます。ぜひ次の休日か試してみてください。
集中力を最大化する!薬学生のためのカフェインコントロール術
眠気覚ましや集中力アップの味方であるカフェイン。ドラッグストアには多くのカフェイン製品が並んでいますが、その効果を最大限に引き出せていますか?
個人セッションで学んだ、プロが実践するカフェインの正しい摂取方法をご紹介します。
- 何を飲むか? 数あるカフェイン飲料の中で、最も推奨されるのは「コーヒー」。もしコーヒーが苦手な場合は、次に「玉露」がおすすめです。最近ではペットボトルの玉露も手軽に購入できます。
- どう飲むか? ポイントは「ちびちび飲む」ことです。カフェインは摂取後20分ほどで効き始め、1時間で効果がピークに達します。一度にゴクゴク飲むのではなく、少しずつ時間をかけて飲むことで、効果を持続させることができます。
アスリートの世界では運動能力向上のため、こうしたカフェインコントロールは常識となっています。
薬の専門家を目指す皆さんなら、「適正使用」の重要性はよくご存知のはずです。
カフェインも同様に、その特性を正しく理解し、適切に摂取することで、初めてその効果を最大限に享受できるのです。
まとめ
学習の成果は、机に向かっている時間だけで決まるわけではありません。
質の高い睡眠で心身を回復させ、日中はカフェインを賢く利用して集中力を高める。
このサイクルを確立することが、合格への最短ルートとなります。
睡眠とカフェインを制する者は、国家試験を制し、ひいては人生を制します。ぜひ今日から実践してみてください。